【主張】はしか流行 ワクチン接種で感染防げ
 高熱と発疹(ほっしん)の出る「はしか」(麻疹(ましん))が流行している。患者は幼児ではなく、10代から20代に多いのが特徴である。すでに一定期間、休校する高校や講義を休む大学も出ている。

 はしかは一度かかると、終生免疫が得られ、再び感染することはまずない。しかし、治療は対症療法しかなく、事前にワクチンを接種して予防するのが、最良の対策である。

 不安な人は、医師に相談してワクチンを打つべきだろう。厚生労働省も予防接種を呼びかけている。

 感染しているのは(1)予防接種していない(2)接種しても抗体ができない(3)抗体が弱まった−人たちだ。

 予防接種は平成6年に「義務」から任意の「勧奨」に切り替わって学校での集団接種がなくなった結果、10代から20代に接種していない人が目立ち、そうした若者がはしかに感染しているようだ。自然に感染して免疫力のつく機会が少なくなったことも流行の原因らしい。

 国立感染症研究所によると、4月16日〜22日のはしかの報告数は前週を大きく上回り、15歳以上の報告数は近年最も流行規模が大きかった6年前を抜く勢いで増加している。東京都内が一番多く、埼玉、千葉、神奈川、長野県などでも流行している。

 はしかは麻疹ウイルスによる感染症である。くしゃみやせきで空気感染し、感染力が極めて高い。10日前後の潜伏期間の後、かぜのような症状を経て全身に発疹が出る。

 体力を消耗する重い疾病で、合併症として肺炎や中耳炎のほか、1000人のうち1人の割合で脳炎にかかる。脳炎を引き起こすと、15%が死亡、25%が脳性まひなどの脳障害を患う。年に数人の死者が出ている。

 大人になってから感染すると、症状は重い。「子供がかかる軽い病気」と侮ってはならない。比較的症状の軽い幼児期にワクチンで抗体(免疫力)を付けておくことが大切である。

 運悪くはしかにかかったら人にうつさないようにしたい。学校保健法では「解熱した後3日を経過するまで出席停止とする」と規定している。

 厚労省は昨年4月から小学校入学前に2回の接種を勧めているが、さらに対象の拡大を検討したらどうか。

(19/05/10 05:03)

【主張】はしか流行 ワクチン接種で感染防げ

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【2007/05/10 05:00】 | 自然 生活 社会 医療 | トラックバック(0) | コメント(1)
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コメント
そうそう、昔のように学校でもっと予防接種するべきです。強制しませんというと聞こえが良かったけど、世論の後押しを利用した厚労省の経費削減だったんですよねあれは。

学校での集団接種なら漏れる生徒もほとんどいなくなるから、こんな激しい流行はなくなると思います。

まだ新米だった平成6年の切り替え前には勤務先の高校でもインフルエンザ予防接種とか毎年の注射もありましたし、予防接種は集団接種が当然で全員受けるものという意識もありました。

いまはゆとり教育だし注射の強制もなくなって、生徒たちはわがままで弱くなってます。昔は整然と並んで注射していたのに、今は検診の採血があっても痛みを我慢できない子がいて困ります。高校生なのに注射で泣く小学生みたいな生徒がいるんです。

任意接種だと親しだいで大事な注射も忘れ去られてしまいます。学校での集団予防接種に戻す復活べきですよ。
【2007/06/02 06:05】 URL | 養護教員 #JalddpaA[ 編集]
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